【美しい彼】祝☆映画化
凪良ゆうさんと言えば、BL小説家の中ではかなり有名な方ですね。
一般的に知られているのは『流浪の月』で、2020年に第17回本屋大賞を受賞されています。
また、主演広瀬すず、松坂桃李で2022年5月に映画化もされました。
そんな凪良ゆうさんの作品の中では、特に『美しい彼』シリーズがバズっていることは知っていましたが、私はあらすじを読んでもどうにも惹かれるところがなくて、手を出せずにいました。
無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王―。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!?絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時―スクールカーストLOVE!!
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スクールカースト上位に君臨する清居と、彼にイジメられている主人公。
それなのに、主人公は清居を崇め奉っている。
自分をイジメている相手に対して、どうしてそんな感情を抱けるのか、理解ができないというのが、当初の印象でした。
この作品はAmazonで1600以上(2023年3月時点)のレビューが付いているかなりのヒット作で、漫画化もされています。
そして2021年11月にシリーズ1、2023年2月にシリーズ2としてドラマ化され、このたび2023年4月7日に映画が公開されます。
ドラマならタダで見れるので、シリーズ1から見ていましたが、やっぱり私には主人公平良の気持ちが理解できず…。
ただ、シリーズ1の最終話だけは、なぜか心にクるものがあって、少しだけ良さがわかったような、わからないような…。
平良の気持ちを理解するのは難しいけど、清居の気持ちなら理解できました。
清居が平良を好きになって、でも平良は自分を神としてしか見てくれなくて、両想いなのにすれ違っている、清居の寂しさや悲しさには共感できます。
それから原作を買って読んだら、まんまとハマってしまいました。
ドラマのシリーズ2は原作の2作目『憎らしい彼』を元に作られていますが、ドラマが全4話と短かったこともあり、原作とは違う部分がかなりあります。
それを良いと思うか悪いと思うかはそれぞれだと思いますが、私は元々原作ファンというわけではないので、ドラマ版はドラマ版として楽しませていただきました。
そして、ドラマのシリーズ2の続編として、エターナルが映画化されます。
私は映像を見てから原作を読んで詳しく知りたいタイプなので、3作品目の『悩ましい彼』は読まずに映画を見に行きたいと思っています(購入済み)。
もし気になるけどドラマは見逃したという方は、原作の小説や漫画の方を読んでから、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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