映画【わたしの幸せな結婚】感想
【わたしの幸せな結婚】 原作:顎木 あくみ
漫画を2巻まで所持していて、実写映画も見てきました。
私、漫画は基本的にBLしか買わないようにしてます。
少女漫画も少年漫画も連載物が多く、手を出すとキリがないというか、金銭的にキツくなるので。
そんな私が購入するほど気になった作品です。
3巻以降買ってないのは金銭的な理由であって、面白くなかったからとかではないです。
さて、この作品は原作が小説で、漫画版では現在4巻まで発行されています。
以下、そのうちの2巻(美世が斎森家に拉致されるところ)まで読んだところで、映画を見に行った感想です。
キャスティング
久堂 清霞
まず、久堂清霞役の目黒蓮はイメージが違いました。
これは映画を見る前から思ってましたが、清霞はもっと細身で色白なイメージだったので、外見に関しては背が高いところぐらいしか合ってなかったです。
このキャスティングはきっと大人の事情かなと思ってます。
彼、最近めちゃくちゃプッシュされてますからね。
斎森 美世
斎森美世役の今田美桜は、元気なイメージなので性格的には違いますが、外見は合ってたと思います。
まぁ私が今田美桜ちゃん好きなので、贔屓目に見て、とりあえず可愛いw
冒頭のシーンでは、別人かと疑うぐらい野暮ったくてビックリしましたが、清霞と町へ出掛けるシーンからは、美桜ちゃんらしく可愛くなっていきましたね。
ただやっぱり美桜ちゃんのイメージとは違うキャラなので、演じてる(らしくない)なーと思いました。
美世の母(澄美)
美世の母親役が土屋太鳳っていうのは、ちょっとビックリしました。
生前の姿だから美世が幼い頃だとあれぐらいの年齢だったのかもしれないけど、美桜ちゃんとあんまり年変わらないじゃん、ってちょっと違和感がありました。
漫画版2巻までだとほとんど出てこないので、原作とのイメージの違いは分かりません。
その他
ゆり江が若かったw
漫画ではおばあちゃんだったので、綺麗な使用人だなーと思いました。
五道もイメージが違いました。
いや、前田旺志郎くんはいい役者さんだと思うのですが、五道って感じではないです。
その他のキャスティングに関しては、まず最初のナレーション!
津田さんじゃん!!! ってテンション上がりました。
キャンスティングに関する前知識がほとんどない状態だったので、知らなくて驚きました。
ナレーションだけかと思ったら役柄もあって、眼福でした。
最近津田さん、俳優業お盛んですからね。
その他も、全体的に今話題の人をキャスティングしたって感じでした。
原作(漫画版ですが)を知ってるだけに、特に絵のイメージと比較してしまうけど、全体的に見て、個人的に好きな役者さんが揃ってたので良かったです。
主題歌
ジャニーズファンではありませんが、とても良かったです。
AppleMusicで聴きたいところだけど、ジャニーズだから入ってないのが惜しい。
レビュー(ネタバレ有り)
全体像
漫画版2巻までだと、話の展開的にはまだ序盤の方で、政略結婚でよそよそしかった2人の気持ちが通じ合い、外野の邪魔が入れ始めた辺りまでしか描かれていません。
原作連載中とはいえ、映画では一応山場があって解決する様子が描かれるだろうから、もう少し踏み込んだ内容になっていることを期待して見に行きました。
原作と大きく違うのは、映画の方がファンタジー要素がかなり強くなっていたところです。
漫画版2巻までは、異能力は申し訳程度にしか出てきませんが、映画ではがっつりというか、それがメインって感じでした。
ほぼ序盤までの知識しかない状態で見に行ったので、ストーリー的には知らない展開がほとんどで、普通に楽しめました。
ストーリー
美世が久堂家に嫁いで2日目ぐらいまでは、清霞の偉そうな態度が気に食わないけど、だんだん清霞の方から美世のことを知ろうと歩み寄っていきます。
これまで嫁いできた娘たちに対しては、冷たく追い出してそうな画が浮かびますが、部下からの信頼も厚く、思いやりに溢れた優しい人ですね。
清霞に想われて、美世は幸せを反映するように可愛くなっていきます。
美世っていうか、美桜ちゃんやっぱり可愛いなーって思いながら見てました。
”幸せな結婚”というタイトルで、嫁いで一緒に暮らすところから物語は始まりますが、まだ正式に結婚はしていません。
映画版でも、最後改めて求婚するところで終わりで、キスの1つもしません。
スタートが最底辺(使用人同然の扱いを受けて育ち、卑屈なところ)から始まるし、清霞もわかりやすく態度で示す性格ではないので、ゆっくりゆっくり距離を縮めていきます。
この作品はこれがいいというか、絡みがなくても物足りないとは思わないところが魅力ですね。
好きなシーン
①夢にうなされる美世をあやすシーン
②薄刃家に留まるよう美世に命じるシーン
③薄刃家を飛び出して清霞を助けに行った美世と清霞が再会するシーン
①は漫画でも読みましたが、美世を救いたい気持ちが表れていて、清霞の想いを感じます。
②は、美世のために離れることを決意する清霞の表情から、本当は離れたくないという気持ちが表れていて、見ている方も辛かったです。
③は、卑屈なほど謙虚な美世が、清霞にギュッと抱きついて、「傍に居たい」と口にするほど清霞のことを想っていて、感動しました。
まとめ
物語の終盤は、美世が帝すら恐れる異能が開花したのに、あっさり清霞の元に返れたのはちょっと拍子抜けでした。
エンドロールの後に何やら不穏な様子が描かれていたので、まだ火種は消えてない感じでしたけど。
評判が良ければ続編もやるのかなって感じの終わり方でした。
余談
アニメ
ちなみに、今年の7月からアニメも放送されます。
個人的にはゆり江役の桑島さんの声が楽しみです。
コラボ商品
最後に、帰りにスーパーに寄ると、【わたしの幸せな結婚】のLOOKチョコが売っていて、思わず買ってしまいました。
12粒ルック(わたしの幸せな結婚)|ルック|チョコレート|お菓子・ドリンク|株式会社不二家 (fujiya-peko.co.jp)
マカロンもあったみたいで、見つけたら買いたかったな。
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