アラサー腐女子のヲタnote

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実写映画【劇場版 美しい彼~eternal~】の感想

出典:『劇場版 美しい彼〜eternal〜』公式サイト/4月7日(金)公開 (culture-pub.jp)

 

【劇場版 美しい彼~eternal~】

公開日:2023年4月7日(金)

上映時間:103分

原作:凪良 ゆう『憎らしい彼 美しい彼2

主演キャスト:萩原利久八木勇征

 

まずは原作者の凪良ゆう先生、2回目の本屋大賞受賞、おめでとうございます。

一般文芸誌からBL作品も読んで、こっちの世界にハマる人が増えるかもしれないし、一腐女子として、BL作家の活躍はとても嬉しいです。

 

凪良先生の本屋大賞受賞作については▼のリンクからどうぞ。

第17回(2020年)『流浪の月

第20回(2023年)『汝、星のごとく

 

 

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さて、そんなわけで【劇場版 美しい彼~eternal~】を見てきました。

当初の上映劇場の情報としては、近くの映画館では公開されないようだったのですが、直前にチェックすると公開されることになってました。

徒歩で行ける距離にあるので、交通費浮いてラッキーでした!

 

 

【劇場版 美しい彼~eternal~】

全体的な感想

この作品で完結かと思うと、ひらきよロス間違いない!

ドラマのシーズン2は、映画への伏線だったんですね。

だから原作にない内容が多かったのかと納得しました。

早い話、劇場版は原作小説の2巻『憎らしい彼』の話になります。

 

清居の切ない表情に、何度も涙しそうになり、堪えるのが大変でした。

これからも清居は、”ネガティブ・オレ・サマ”な平良に振り回され続けるんだろうなー。

嫉妬心剥き出しな清居が可愛い。

平良の気持ちはやっぱり理解するのが難しいけど、それはもういい、という清居と同意見です。

理解しようとするのは諦めた方がいいw

追いかけてきてほしいところで、見当違いな方向に行って拒絶するんだもん。

でもそれが平良なんだな、と思うようになりました。

清居が不憫でなりませんが。

でも、すれ違った後に和解した時の、清居の笑顔がまた可愛い

 

キャストについて

この作品で八木勇征くんのことを知りましたが、とってもスタイルが良いですね。

足長の長身で、体鍛えてるから筋肉も凄い。

BLドラマって、上半身晒すこと多いけど、彼ほど綺麗な筋肉の人はいないと思います。

BLドラマの裸に惚れたことがない私ですが、彼は別格でした。

勇征くんは、そもそも鍛えるのが趣味で、筋肉が自慢みたいな感じなので、元のスペックが違いますからね。

今回の映画では、勇征くんの裸体が映ることが多くて萌えました。

 

萩原利久くんは、以前から知ってました。

彼も勇征くんに負けないぐらいの長身ですね。

原作の平良も長身という設定だし、ちゃんとした格好をすればイケメンな平良にぴったりなキャスティングだと思いました。

利久くんは前にも映画で吃音症の役をやってましたね。

十二人の死にたい子どもたち】という作品です。

旬な若手俳優がたくさんキャスティングされていて、これも映画館で見たのを覚えています。

 

 

 

本編レビュー(※ネタバレ有り)

私は原作は後から見たい派なので、2巻未読の状態で見に行きたかったというのが正直な感想です。

あのシーンが削られてる、あの台詞を入れてほしかった、設定が違う、など原作と比較してしまうのです。

でも、原作にはないけど印象に残ってるところがあります。

平良と清居が一時的に別居することになって、平良が野口さんのところに泊めてもらうシーンです。

屋上で星を見上げる平良に、階下から野口さんが雑用を頼みます。

最初呼びかけに応じなくて、何度も声をかけるので、だんだん声が大きくなっていくのですが、最後の「ラーメン食べたい!」の言い方が、何だか可愛かったですw

「ラーメン作れ」とかじゃなく、「食べたい」なところがイイ。

 

平良は底辺ぼっちな世界で生きてきたはずなのに、清居と出会ってからイイ出会いに恵まれましたね。

小山という友達ができて、野口さんという師匠ができて。

特に野口さんは、すでに成功者なので偉そうなところはあるけど、平良のよき理解者です。

その分清居としては複雑でしょうけど、良かったねと言ってあげたい。

 

そしてそして、なんと言ってもこの劇場版の目玉は、清居が設楽に拉致監禁、暴行されるシーンですよね。

野口さんの「自分の触れられたくない領域を踏み荒らされたら牙をむく」という台詞が思い出されます。

「清居に手を出したら、俺がお前を殺してやる」。

清居の恋人なのにファンをやめない、ファンだから清居が傍に居なくても存在してくれているだけでいい、という変人思考な平良の性格が遺憾なく発揮されます。

さらに、設楽の反撃で傷ついた平良を見て、泣きながら平良に縋りつく清居の様子も印象的です。

恋人なのにファンであろうとする平良にヤキモキする清居だけど、この狂った思考の平良だからこそイイ

城田に殴りかかった時のような、設楽から清居を守った時のような熱情は、平良にしかない。

どんなファンよりもある意味純粋で、清居が求めていた物を迷わず差し出してくれる、平良じゃなきゃダメで……。

もうこの作品の良さはこの関係性に尽きるというか、もうこれ以上言うことないですw

 

最後の撮影のシーンでは、平良に写真を撮ってもらう清居の顔がとっても嬉しそう。

原作ではさらっとしか書かれてなかったので、映像で見られて良かったです。

こんな表情してたのかー、そりゃあ大好きな平良にしか見せない顔があって、平良にしか撮れない表情があるよなーと思いながら見てました。

平良に撮ってもらってる清居の楽しそうな顔が印象的でした。

 

 

 

最後に

美しい彼の実写版、コレで終わりかと思うと寂しいです。

帰宅してから、録画してるドラマを見返してしまいました。

そしたらもう1回劇場版が見たくなるっていうループ。

これだから腐女子はやめられないのです。

そんなわけで、【劇場版 美しい彼~eternal~】存分に楽しませていただきました。

まだ見てない方は、是非映画館に足を運んでみて下さい。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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